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看護教員

看護師が看護教員になるには。必要な経験年数・講習会と学校への聞き方

更新 2026年10月23日読むのに約7分

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看護学校や養成所の専任教員になる要件は、厚生労働省の指導ガイドラインに書かれています。この記事では、経験年数と講習会の二つの道、講習会の期間と費用の例、学校への聞き方を順にまとめます。

教える側に回るって、どんな条件があるんだろうね。

国の決まりと、学校に聞くことを分けて見ていくよ。

専任教員になる要件は、指導ガイドラインにある

看護師を育てる養成所の運営は、保健師助産師看護師学校養成所指定規則と、厚生労働省の「看護師等養成所の運営に関する指導ガイドライン」に沿って行われます。ガイドラインの「第5 教員等に関する事項」に、専任教員になれる人の条件が、課程ごとに書かれています。

看護師養成所の専任教員になれるのは、次の二つの条件の両方に当てはまる人です。一つは、保健師・助産師・看護師として5年以上業務に従事したこと。もう一つは、専任教員として必要な研修を修了したこと、または看護師の教育について、これと同等以上の学識経験があると認められることです。

もう一つの道もあります。保健師・助産師・看護師として、指定規則の専門分野の教育内容のうち一つの業務に3年以上従事し、大学で「教育に関する科目」を履修して卒業した人、または大学院で教育に関する科目を履修した人は、上の条件にかかわらず専任教員になれます。教育に関する科目は、教育の本質・目標、心身の発達と学習の過程、教育の方法・技術、教科教育法に関する科目から、合計4単位以上とされています。

看護師養成所の専任教員になる二つの道
道業務の経験学び
講習会の道保健師・助産師・看護師として5年以上専任教員として必要な研修(専任教員養成講習会など)の修了
大学・大学院の道専門分野の一つの業務に3年以上大学で教育に関する科目(4単位以上)を履修して卒業、または大学院で履修
同等の学識経験5年以上研修と同等以上の学識経験があると認められる

厚生労働省「看護師等養成所の運営に関する指導ガイドライン」第5による。保健師・助産師養成所は、それぞれの免許での経験が条件。

経験の年数と、学びの組み合わせで見るんだね。

ガイドラインには、ほかにも目安が書かれています。保健師・助産師・看護師の業務から5年以上離れている人の採用は好ましくないこと、教員は一つの養成所の一つの課程に限って専任になれること、専任教員が担当する授業時間は、過重にならないよう1人1週間あたり15時間を標準とすることなどです。臨床を長く離れている人は、この点も学校に聞いておきます。

保健師・助産師の養成所で教える場合も、形は同じです。保健師養成所なら保健師として5年以上、助産師養成所なら助産師として5年以上の業務経験に加えて、専任教員として必要な研修の修了などが条件です。保健師として3年以上の経験があり、大学で教育に関する科目を履修して卒業した人なども、専任教員になれます。保健師養成所の研修には、国立保健医療科学院の専攻課程なども含まれる、とガイドラインに書かれています。教えたい課程の免許で、経験の年数を数えるのが出発点です。

専任教員養成講習会の、期間と費用の例

「専任教員として必要な研修」には、厚生労働省が認定した専任教員養成講習会などが当たります。2018年の厚生労働省の看護基礎教育検討会の資料では、専任教員養成講習会は34単位・855時間(約8か月)で、うち405時間はeラーニングを使える、と整理されています。教務主任になるための講習会は、別に18単位・420時間(約4か月)です。

講習会は、都道府県や関係団体が開きます。一例として、愛知県の看護研修センターの専任教員養成講習会(令和8年度)は、研修期間が2026年5月8日から2027年3月5日まで、定員45名、受講料180,000円でした。受講資格は、看護師等養成所の教員や実習指導者を希望する人などで、保健師・助産師・看護師の業務経験が5年以上あること、看護教員になるための研修を修了していないこと、原則として業務から5年以上離れていないこと、と書かれています。

講習会の道で、専任教員になるまで
  1. 経験を積む看護師として5年以上
  2. 講習会に申し込む都道府県などの募集
  3. 受講する約8か月・855時間
  4. 応募する学校の採用情報
  5. 専任教員に授業と実習の指導

講習会の期間中の働き方も、先に考えておこう。

講習会は、検討会資料で約8か月、愛知県の例では5月から翌年3月までにわたる長い研修です。勤めながら通えるのか、勤め先から派遣の形で受講するのか、休職や退職が必要なのかで、暮らしへの影響が変わります。募集要項で、受講の日程と、勤務先の推薦が要るかどうかを確かめます。

8か月の講習は、暮らしの段取りから考えたいね。

学校で働く看護師の数と、教える場の違い

令和6年衛生行政報告例では、看護師等学校養成所または研究機関で働く看護師は16,790人、保健師は1,238人、助産師は1,534人でした(2024年末)。指定規則とガイドラインは、課程ごとに専任教員の人数も定めています。看護師3年課程は8人以上、2年課程は7人以上(通信制は10人以上、学生総定員300人以下は8人以上)、准看護師養成所は5人以上(当分の間3人以上)、保健師・助産師養成所は3人以上です。

大学で教える道は、この要件とは別です。看護系の大学の教員は、大学ごとの公募で条件が決まります。学位や研究の実績の条件は、公募の要項で確かめます。大学院の進み方は、看護師の大学院で、修士課程の標準修業年限2年・30単位以上といった基準とあわせて整理しています。保健師や助産師の課程で教えたいときは、その免許での経験が条件になるので、保健師への転職や助産師になる学校の選び方も見ておきます。

養成所・専門学校の専任教員

厚生労働省の指導ガイドラインが要件の基準です。経験5年と講習会、または経験3年と大学の教育に関する科目が入口です。

看護系大学の教員

大学ごとの公募で条件が決まります。学位や研究の実績の扱いは、公募ごとに違うので、募集要項で確かめます。

学校への聞き方と、勤務の調整

要件を満たしているかは、最後は採用する学校が判断します。とくに「同等以上の学識経験」に当たるかどうかは、学校や都道府県の判断になるため、自分の経歴を短くまとめてから問い合わせます。臨床経験が長い人は経験の数え方を、子育てなど生活の制約がある人は、勤務日数や実習の時間帯、非常勤の枠を聞きます。

専任教員の採用を考えています。看護師として7年の経験があり、講習会は未受講です。採用後に講習会を受ける形があるか、教えていただけますか。

学校に問い合わせるときの文例(経験年数は自分の数字に置きかえる)

いまの勤め先に何を、いつ伝えるかは、就業規則や人事の窓口で確かめます。講習会を受けるために休む場合は、休職の扱いがあるかも聞いておきます。転職の時期の考え方は、看護師の転職の時期にまとめています。

問い合わせの前に、手元でそろえること

要件がはっきりすると、足りないところも見えてくるね。

経験年数を数えるところから始めてみよう。

よくある質問

看護教員になるには、何年の経験が必要ですか?

厚生労働省の指導ガイドラインでは、看護師養成所の専任教員は、保健師・助産師・看護師として5年以上の業務経験と、専任教員として必要な研修の修了(または同等以上の学識経験)が条件です。専門分野の業務に3年以上従事し、大学で教育に関する科目を履修して卒業した人などは、この条件にかかわらず専任教員になれます。

専任教員養成講習会は、どのくらいの期間と費用ですか?

厚生労働省の検討会資料では、34単位・855時間(約8か月)とされています。愛知県の令和8年度の講習会は、2026年5月8日から2027年3月5日まで、受講料180,000円でした。期間と費用は実施する都道府県や団体で違うので、募集要項で確かめてください。

看護師養成所の専任教員は、何人必要ですか?

看護師3年課程は8人以上、2年課程は7人以上(通信制は10人以上)、准看護師養成所は5人以上(当分の間3人以上)、保健師・助産師養成所は3人以上です。

出典・参考(公的な情報)

法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。

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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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