からだのケア
看護師の靴おすすめの選び方。足のトラブル別に比べる見方
更新 2026年10月23日読むのに約6分
靴選びは、ブランドの人気よりも、足のどこが困っているかから決めるほうが、外れにくくなります。ここでは、困りごと別の見方と、比べるときの軸を整理します。
足って、一日の立ち仕事で、思った以上に頑張ってくれているんだね。
ブランドの前に、足の困りごとを一つ決める
「看護師 靴 おすすめ」と探すと、人気の一足がたくさん並びます。ただ、人気の一足が、自分の足に合うとは限りません。足の形も、立つ時間も、夜勤の有無も人によって違うからです。先に、いちばん困っていることを一つだけ決めます。
- 足裏や土踏まずが、勤務の後半に疲れる
- 小指や親指の付け根が、靴に当たって痛む
- かかとが脱げる、靴擦れができる
- 足が蒸れて、不快に感じる
- 濡れた床や廊下で、滑りそうで怖い
- 夕方になると、靴がきつく感じる
複数当てはまる場合は、いちばん早く出る困りごとを優先します。たとえば、勤務の前半から当たって痛むなら、幅や形が合っていない可能性があります。後半に疲れるなら、クッションや靴底の硬さを見直す余地があります。
毎日同じ靴を履くと、中が乾ききる前に、次の勤務を迎えます。蒸れが気になるときは、2足を交代で履くと、気になる度合いが軽くなる場合があります。履き替える前提なら、1足あたりに使える予算の考え方も変わります。
靴を選ぶ前に、職場の決まりも確かめておきます。色や素材、かかとの有無、つま先の形などを決めている職場があります。選べる範囲を先に知っておくと、買ったあとに使えない、ということを避けられます。
困りごと別の見方(表で比べる)
| 困りごと | 見る点 | 試すとき |
|---|---|---|
| 足裏・土踏まずが疲れる | 中敷きの厚みと硬さ、靴底のしなり | 歩く・立ち止まるの両方を試す |
| 小指や親指の付け根が当たる | つま先の幅と高さ、甲の締め方 | 勤務と同じ靴下で履く |
| かかとが脱げる・靴擦れ | かかとの包み、ひもやベルトの調整 | 階段の上り下りをしてみる |
| 蒸れる・汗が気になる | 素材の通気、洗いやすさ | 履き替えの足数も考える |
| 滑りやすい床が心配 | 靴底の溝と素材 | 濡れた床を使う場面を店で伝える |
| 夕方にきつく感じる | 甲まわりと、つま先のゆとり | 勤務後の時間帯に試す |
選ぶときの目安です。足の痛みが続くときは、医療機関でも相談してください。
全部を満たす靴はないから、いちばん困る点を軸にしよう。
表の「試すとき」の欄は、店で確かめやすい方法を選んでいます。試し履きは、一足ずつ、同じ条件でそろえると、比べやすくなります。靴下は勤務で履くものにして、時間帯も、足が疲れてくる勤務後に近づけます。
足の幅は、片方ずつ違うこともあります。両足を履いて、立ってみて、歩いてみて、座ってみる、を一通り行います。かかとが浮く、つま先が突き当たる、足の側面が押される、などの感覚は、短い試し履きでも気づけます。
店では、困りごとと、勤務の中身(立つ・歩く・走る・夜勤の有無)を伝えると、候補を絞りやすくなります。ネットで買うときは、返品や交換の条件と、サイズ表記の違いを先に確認します。
値段は、比べる軸の最後に置きます。高い靴が合うとは限らず、安い靴が合わないとも限りません。履く日数と、1回の勤務で履く時間で割って考えると、見え方が変わります。
迷ったら、見た目より先に、足の声を聞いてみよう。
クッション重視か、安定感重視か
足の困りごとと並んで、もう一つの軸が、靴の性格です。大きく分けると、足裏のやわらかさを重視する靴と、足のぶれにくさや軽さを重視する靴があります。どちらかが優れている、という話ではなく、自分の勤務に合うほうを選ぶ話です。
- 足裏への当たりがやわらかい
- 立ち続ける日の負担を見直したい人向け
- 沈み込みで、安定感が下がる場合がある
- 足がぶれにくい
- 急ぐ場面で動きやすい
- 硬さを感じる場合がある
どちらにも長所があるから、勤務の中身で選んでみよう。
立ち止まる時間が長い勤務なら、クッションの効き方を重視する考え方があります。小走りや移動が多い勤務なら、足のぶれにくさや軽さを重視する考え方があります。実際には、どちらの場面も混ざるので、勤務の中で最も長い場面に合わせて選びます。
勤務の種類ごとに、軸の置き方の例を挙げます。病棟で移動が多い日は、足のぶれにくさと軽さを軸にして、クッションは中敷きで足す考え方があります。外来や健診で立ち止まる時間が長い日は、クッションの効き方を軸にする考え方があります。夜勤は勤務が長く、足が疲れる時間帯も遅くまで続くため、勤務の後半にきつくならないゆとりを、軸に加えます。訪問などの外回りでは、歩く距離と、靴を脱ぎ履きする回数が関わります。
靴のタイプを、3つに分けて比べる
見た目の違いを、足への当たり方で分けると、次の3タイプになります。名前は、この記事の中で使う便宜上のものです。
- ひもやベルトで固定するスニーカー型:甲とかかとを押さえられ、足がぶれにくい。調整に手間がかかる
- かかとが覆われた、はき込むタイプ:脱ぎ履きが比較的しやすい。足の固定は、ベルトやゴムの有無で差が出る
- かかとが開いた、つっかけタイプ:脱ぎ履きが楽。かかとが固定されにくく、動きの多い勤務では、足が靴の中で動きやすい場合がある
どのタイプでも、かかとの包みと、甲を押さえる仕組み(ひも・ベルト・ゴム)で、履き心地は大きく変わります。靴擦れや、脱げることが困りごとなら、タイプの名前より先に、この2点を確かめます。
職場によって、認められるタイプは違います。かかとが開いたタイプを認めていない職場もあります。気に入った靴を見つけたあとで使えないと分かると、時間も費用も無駄になります。選ぶ前に、規則を確認します。
インソールを足すか、靴を替えるか
靴は気に入っているのに、足裏が疲れるときは、インソール(中敷き)を足す選択があります。靴を替えるより費用を抑えやすい場合がありますが、靴に余裕がないと、入れたとたんにきつくなります。入れる前に、靴の中のゆとりを確かめます。
インソールを足す
いまの靴を活かせます。靴の中にゆとりがないと、入れたあとにきつくなります。足の形に合わせた作り方は、専門の店で相談します。
靴を替える
幅や形から見直せます。費用と試し履きの手間はかかりますが、合わない原因が靴全体にあるときは、こちらが近道です。
足の幅やつま先の形が合っていない場合は、インソールだけでは変わりにくいことがあります。痛みの場所が、足裏なのか、指の付け根なのか、かかとなのかで、足す・替えるの向き不向きが変わります。
靴を変えても、痛みやしびれ、腫れが続くときは、靴の見直しだけで済ませず、医療機関で診てもらう道も考えます。足のむくみの整え方は、足のむくみとの付き合い方に、手や肌のケアは手荒れ・肌荒れのケアに置きました。夜勤の荷物の準備は夜勤の持ち物にあります。
買ったあとの確かめ方も、決めておくと失敗が減ります。履き始めの1週間は、勤務の前半と後半で、足の様子が変わるかを見ます。靴底の減り方が左右で大きく違うときは、歩き方や足のくせに、左右差があるのかもしれません。違和感が出たときに、返品や交換ができるかを、買う前に聞いておくと安心です。
試し履きは、ちょっと歩いてからが本番だよ。
ぴったりの一足が見つかると、いつもの廊下が少し歩きやすくなるからね。
よくある質問
看護師の靴は、どんな基準で選べばよいですか?
足のどこが困っているかを一つ決めて、その困りごとに合う見る点で選びます。足裏の疲れなら中敷きと靴底、当たる痛みなら幅と形、脱げるならかかとの包みが目安です。職場の決まりも先に確かめます。
インソールを入れれば、靴を替えなくてよいですか?
靴に余裕があり、困りごとが足裏の疲れなら、インソールで変わることもあります。幅や形が合っていないときは、替えたほうが合う場合があります。足の形に合わせた作り方は、専門の店で相談してください。
足の痛みが続くときは、どうすればよいですか?
靴の見直しで変わらないとき、痛みやしびれ、腫れが続くときは、医療機関で相談してください。靴の選び方は目安で、症状の判断はできません。
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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。