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転職の準備

看護師の面接での自己紹介と、長所・短所の答え方。例文つき

更新 2026年10月23日読むのに約6分

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自己紹介と長所・短所は、多くの面接で聞かれるのに、準備が後回しになりやすい質問です。短い型を先に決めておくと、緊張しても話しやすくなります。型と例文、短所の伝え方をまとめます。

「自己紹介をどうぞ」と言われる一瞬、どきどきするよね。

先に型を作っておくと、ずいぶん楽になるよ。

自己紹介は、4つの要素を1分で話す

自己紹介は、面接の最初に聞かれることが多く、その後の質問の入り口になります。長く話すより、1分ほどで、相手が次に聞きたくなることを置いておくほうが、会話が続きやすくなります。

要素は4つです。名前、これまでの経歴(経験年数と診療科・施設の種類)、強みや担当してきたこと、そして今回の面接に臨む気持ち。この順で話すと、聞く側が頭の中で整理しやすくなります。

  • 名前:フルネームと、挨拶の一言
  • 経歴:看護師の経験年数と、勤務してきた診療科・施設の種類
  • 強み:担当してきた業務や、身につけたことを1つか2つ
  • 気持ち:今回、面接を受ける理由を、一言で

志望動機そのものは、自己紹介の中で話しきらないのがコツです。「詳しくは、あとでお話しします」と受ける余裕を残します。志望動機の組み立ては、看護師の志望動機の書き方にまとめています。

短く話すのは、長く話すより難しいところがあるんだよね。

経験年数・立場別の自己紹介の例文

次は、立場別の骨組みです。年数や診療科は、自分の事実に置き換えます。覚えるのではなく、声に出して、自分の口に合う言い回しに直します。

  • 経験が浅い人:「〇〇と申します。看護師として〇年間、内科の病棟で勤務してきました。採血や点滴、受け持ち患者さんの観察を担当し、先輩の指導のもとで経験を重ねました。この経験を土台に、長く続けられる環境で成長したいと考え、応募しました。本日は、よろしくお願いいたします。」
  • 経験が長い人:「〇〇と申します。看護師として〇年、外科病棟を中心に勤務し、直近では新人の指導とリーダー業務も担当しました。経験を活かして、チームを支える立場で働きたいと考え、応募しました。よろしくお願いいたします。」
  • ブランクのある人:「〇〇と申します。看護師として〇年勤務したのち、育児のため〇年間仕事を離れました。現在は、復職に向けて、基本の手技を見直しています。経験を活かしながら、無理のないペースで働きたいと考え、応募しました。」
  • 診療科を変える人:「〇〇と申します。看護師として〇年、整形外科で勤務してきました。術後の観察と、患者さんへの説明を担当した経験は、新しい診療科でも活かせると考えています。新しい領域を学びながら、貢献したいと思い、応募しました。」

例文は、1分ほどの分量にしてあります。話す速さには個人差があるため、実際に声に出して、時間を計ってみます。長すぎるときは、強みの部分を1つに減らします。

話し方にも、少し気を配ると、同じ内容でも印象が変わります。文の終わりを、はっきり言い切る。早口にならないよう、句点で一呼吸おく。顔は、質問した人のほうに向ける。オンラインの面接では、画面ではなくカメラのほうを見る時間を作る。どれも、練習で身につく範囲のことです。

自己紹介の下書きメモ(4つの要素)
  • 名前:〇〇です。よろしくお願いします
  • 経歴:看護師〇年。内科病棟と外来を経験
  • 強み:採血・点滴、新人の相談役
  • 気持ち:長く続けられる環境で、経験を活かしたい
  • 声に出して、1分に収まるか時間を計る

メモは短い言葉で十分。話すときに、文にすればいいよ。

長所は、場面を1つ添えて話す

長所を聞かれると、「責任感があります」「明るいです」と、言葉だけで答えて終わることがあります。言葉だけでは、聞く側が場面を思い描けません。長所の言葉と、それが出た場面を1つ組にして話すと、伝わり方が変わります。

看護の現場で挙げやすい長所は、観察力、報告・連絡・相談の早さ、患者さんや家族への説明のていねいさ、チームでの調整、新人への指導、急な変更への対応などです。これまでの仕事を思い返して、人から言われたことや、自分が繰り返してきた動きから選びます。

患者さんの小さな変化に気づくことが、長所です。受け持ちの方の食事量の変化を早めに報告し、診察につなげた経験があります。

長所を場面つきで話す例

長所と場面の組み方を、いくつか並べます。そのまま使うのではなく、自分の場面に置き換えます。

  • 観察力:食事や表情のいつもとの違いに気づき、早めに報告した場面
  • 調整力:検査や処置の予定が重なったとき、順番を整えて、全員が動けるようにした場面
  • 説明のていねいさ:退院前に、家族の不安な点を聞き取り、言葉を選んで伝え直した場面
  • 指導力:新人が戸惑っていた手順を、一緒に確認して、一人でできるまで見守った場面

長所は、1つに絞ります。複数並べると、どれも印象に残らなくなります。自分で選びにくいときは、同僚や家族に「仕事で、私のどんなところがよいと思う?」と聞いてみる方法もあります。

短所は、事実と工夫をセットで話す

短所は、隠すものではなく、自分で気づいている点と、その対処を示す質問と考えると、答えやすくなります。基本の型は、「短所(事実)→ 起きた場面 → 今している工夫」の3つです。

短所の言い換えと、工夫の例
短所(事実)工夫の例
心配性で、確認を重ねる手順表で確認の項目を決め、時間を区切って動く
頼まれると、断りにくい引き受ける前に、自分の業務量を一度確かめる
人前で緊張しやすい話す内容を先にメモし、声に出して練習する
優先順位をつけるのに迷う始業前に、その日の順番を紙に書き出す

例です。実際の自分に合う事実と工夫に置き換えてください。

事実と工夫を2文で言えれば、短所の答えは足りるよ。

たとえば、「確認を重ねすぎて、時間がかかることがあります。そこで、手順表で確認の項目を決め、時間を区切って動くようにしています。」と、事実と工夫を2文で話せば足ります。

答えを仕上げるワーク

避けたい言い方と、聞かれ方が変わったとき

避けたい言い方は、長すぎる自己紹介、前の職場の不満を混ぜること、短所を「ありません」と答えること、の3つです。「短所はありません」は、自己理解が浅いと受け取られることがあります。

聞かれ方が変わることもあります。「自己紹介を1分で」「自己PRを」「自分を一言で言うと」など、似た質問でも、核は同じです。核の材料は、自己紹介の4つの要素と、長所・短所の組です。聞かれ方が変わっても、同じ材料を並べ替えれば足ります。

緊張で頭が真っ白になったときは、息を吸って「少し考えさせてください」と伝えます。数秒の間は、失礼にあたらない場合が多いです。話しながら言い直しても、読み上げの棒読みより、自然に聞こえることがあります。

このあとの質問の流れや、逆質問は、転職面接の質問と答え方にまとめています。自己PRを文章にするときは、自己PRの書き方を使い、面接用の言い回しと書類用の文を分けて整えます。書き出した内容は、面接準備ノートに残せます。

1分の型ができたら、面接の入口はもう越えたようなものだよ。

まずは、名前と経歴の2行だけ書いてみようか。

よくある質問

自己紹介は、何分くらいで話せばよいですか?

1分前後が、目安になることが多いです。応募先から時間の指定があれば、それに従ってください。長く話すより、聞かれた質問の入り口になる内容を置くほうが、会話が続きやすくなります。

短所は、どんなことを話せばよいですか?

実際の自分の事実で、仕事に大きく影響しないものを選びます。そのうえで、今している工夫を添えます。看護の根幹に関わる点は避け、事実と工夫を2文で話すと、まとまります。

長所が思いつきません。どうすればよいですか?

人から言われたことや、繰り返してきた動きを思い返します。同僚や家族に聞いてみる方法もあります。言葉より、場面を1つ思い出すことから始めると、長所が見つかりやすくなります。

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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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