本文へ
ナースの現在地診断する

当サイトは広告(PR)を含みます。掲載サービスから報酬を受け取ることがあります。

看護職の統計

看護師の平均年齢と平均勤続年数は? 調査ごとの違いを読む

更新 2026年10月23日読むのに約6分

この記事には広告(PR)を含みます。転職サービスは、順位を付けず、同じ書式で並べています。

看護師の平均年齢は、調べる統計によって、40歳前後で数字が変わります。この記事では、公的な調査の対象と調査月の違いを並べながら、平均年齢と勤続年数の読み方を整理します。

平均年齢って、調べるたびに数字が違って、どれを信じたらいいのか迷うよね。

平均年齢は、調査が違うと42.1歳にも39.0歳にもなる

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、看護師の平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は9.8年です。これは、民営の事業所のうち、10人以上の常用労働者を雇う事業所の、一般労働者(短時間労働者を除く)の看護師の平均です。令和7年6月分の賃金を調べた調査で、看護師には看護師長も含まれます。

一方、人事院の令和7年職種別民間給与実態調査では、看護師の平均年齢は39.0歳です。令和7年4月分の給与を調べた調査で、統計表の数値は企業規模100人以上の事業所のものです。この調査では、看護師と看護師長を別の職種として分けています。看護師長の平均年齢は49.0歳、総看護師長は55.1歳、准看護師は47.5歳です。調査人員(復元後)は、看護師が306,632人、看護師長が39,549人、総看護師長が2,439人、准看護師が32,296人でした。

平均年齢と勤続年数、調査ごとの違い
調査と対象職種平均年齢平均勤続
賃金構造基本統計調査 令和7年(10人以上)看護師42.1歳9.8年
同 企業規模1,000人以上看護師37.6歳9.8年
同 企業規模100〜999人看護師44.3歳10.3年
同 企業規模10〜99人看護師46.3歳8.1年
同 令和7年准看護師51.8歳13.6年
人事院 職種別民間給与実態調査 令和7年(100人以上)看護師39.0歳—

賃金構造は令和7年6月分、人事院は令和7年4月分。企業規模は法人全体の人数です。

調査名と、対象を、いつも一緒に覚えておこう。

数字が違うのは、調査が違えば、見ている人の集まりが違うためです。対象の事業所の規模、調査した月、看護師長を含めるか分けるか、という3つの点が、食い違いの主な理由になります。どちらかが誤りということではなく、「何を数えた平均か」を添えて読むのが基本です。

看護師長などの役職者の有無でも、平均は動きます。賃金構造基本統計調査の令和7年で、役職者を除いた看護師(男女計)を見ると、平均年齢は40.8歳、平均勤続年数は8.5年です。役職者を含む全体の42.1歳・9.8年より、どちらも小さくなっています。役職者が入ることが、全体の平均を押し上げる一因と考えられます。なお、役職別の表は、雇用期間の定めがある労働者を含まないため、人数の差を役職者の割合と読むことはできません。看護職の人数や男女比そのものは、看護師の人数と男女比に整理しています。

企業規模と男女で、平均年齢はどう変わるか

賃金構造基本統計調査を、企業規模で分けると、平均年齢が大きく動きます。企業全体の常用労働者が1,000人以上のとき、看護師の平均年齢は37.6歳で、勤続は9.8年です。100〜999人では44.3歳で勤続10.3年、10〜99人では46.3歳で勤続8.1年となっています。規模が小さいほど平均年齢は高くなっていますが、勤続は100〜999人が最も長く、規模の順には並びません。

ここでいう企業規模は、法人や企業全体の常用労働者の人数です。病院の病床数ではないため、「大きな病院ほど若い」と読むのは正確ではありません。クリニックと病院の違いも、この統計だけからは分けられません。

男女別では、令和7年の男性の看護師は平均39.1歳・勤続9.1年、女性は平均42.5歳・勤続9.8年です。准看護師は、男性が平均44.4歳、女性が平均52.7歳です。男女の差の理由(年齢の構成、役職、勤務先の違いなど)は、統計からは読み取れません。

数字をメモに写すときは、調査名の横に年も書いておくといいよ。

あとで見返したとき、迷子にならないからね。

年齢階級ごとの勤続年数と、人数の山

同じ令和7年賃金構造基本統計調査から、年齢階級ごとの平均を見てみます。20〜24歳の平均年齢は23.2歳で勤続は1.6年、25〜29歳は27.4歳で3.7年、30〜34歳は32.3歳で5.9年、35〜39歳は37.7歳で8.6年です。40〜44歳は42.6歳で10.9年、45〜49歳は47.7歳で11.7年、50〜54歳は52.5歳で13.9年、55〜59歳は57.4歳で16.3年となっています。

年齢が上がるほど勤続が長くなっていますが、勤続の延びは年齢の延びより小さいところがあります。たとえば30〜34歳の平均年齢32.3歳に対して、勤続は5.9年です。この差の背景は、統計から読み取れません。看護師としての経験年数と、いまの勤め先での勤続年数は、別の項目だからです。転職した人の経験年数が、勤続年数には全部入らない、という違いにも注意が必要です。

人数の山も見ておきます。衛生行政報告例(令和6年末)の看護師の年齢階級別では、45〜49歳が13.7%で最も多く、25〜29歳が13.0%、50〜54歳が12.0%、40〜44歳が11.9%と続きます。日本看護協会の2024年度の賃金調査(会員の個人調査)でも、45〜49歳が17.7%で最多でした。ただし、この日本看護協会の数字は、会員の回答者の構成で、全国の年齢構成ではありません。

准看護師は、看護師と分布の形が違います。衛生行政報告例(令和6年末)では、65歳以上が19.0%、60〜64歳が16.5%、55〜59歳が16.3%と、高い年齢階級に偏っています。賃金構造基本統計調査で、准看護師の平均年齢が51.8歳と、看護師の42.1歳より高いことと、方向が合っています。看護師と准看護師を一つの平均にまとめず、別々に読みます。

平均の数字を、自分の職場選びにどう使うか

平均年齢や勤続年数は、全国や一定の規模の看護師を、まとめて見るための数字です。自分の年齢が平均より上か下かは、職場を選ぶ決め手にはなりません。「同じ年ごろの人が多いほうが話しやすい」「経験の長い人がいたほうが相談しやすい」といった好みも、人によって違います。見たいのは、気になる職場の年齢の構成です。若い人が多い職場なのか、経験の長い人が多い職場なのかで、教育の進め方や、相談できる相手の顔ぶれが変わることがあるからです。

全国の平均で分かること

調査ごとの、看護師全体の年齢と勤続の目安。自分の位置を、大まかに知る材料になります。

職場で確かめること

病棟や外来の年齢構成、勤続年数の長い人の割合、中途採用の人数。見学や面接で聞けます。

見学や面接で、聞いておくこと

給与の数字を年代別に知りたいときは、年代別の年収で、調査名と対象を添えて整理しています。ここでの平均年齢や勤続年数と、あわせて読むことができます。経験年数ごとの給与の違いは、経験年数別の年収で見られます。

数字の見方が分かると、ニュースの数字も、少しやさしく見えるよ。

気になる職場が出てきたら、聞きたいことをメモしておこう。

よくある質問

看護師の平均年齢は、何歳ですか?

令和7年賃金構造基本統計調査(民営10人以上の一般労働者)では42.1歳、人事院の令和7年職種別民間給与実態調査(企業規模100人以上)では39.0歳です。調査の対象が違うため、数字が違います。

看護師の平均勤続年数は、どのくらいですか?

令和7年賃金構造基本統計調査では、看護師が9.8年、准看護師が13.6年です。企業規模別でも、1,000人以上は9.8年、100〜999人は10.3年、10〜99人は8.1年と、少しずつ違います。

平均年齢が低い職場は、新人が多い職場ですか?

統計の平均だけでは、そうとは言えません。職場の年齢の構成は、見学や面接で、配属先の年齢の幅を聞いて確かめてください。

出典・参考(公的な情報)

法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。

つぎに読む

この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

約3分・会員登録なし診断をはじめる