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転職の準備

看護師の履歴書の書き方。免許・職歴の欄の文例と職務経歴書との違い

更新 2026年10月23日読むのに約6分

この記事には広告(PR)を含みます。転職サービスは、順位を付けず、同じ書式で並べています。

履歴書は欄が決まっているぶん、職務経歴書との役割の違いがあいまいなまま書き始めて、同じ内容を二重に書いてしまうことがあります。欄ごとの書き方と文例、避けたい書き方、提出前の確認を、順に整理します。

履歴書は、全部を詰め込まなくていいんだよ。

欄ごとに、いっしょに書き出してみよう。

履歴書と職務経歴書は、答える問いが違う

履歴書は、いつ、どこで、何を学び、何の資格を持ち、どこで働いてきたかを、事実として並べる書類です。職務経歴書は、その職場で何を担当し、どんな経験を積んだかの、中身を書く書類です。履歴書は「経歴の骨組み」、職務経歴書は「骨組みに付ける肉づけ」と考えると、役割が分かれます。

この分け方を意識すると、履歴書の職歴欄に、担当した業務の説明を長く書き込む必要がなくなります。履歴書には病院名と配属先を、職務経歴書に担当した業務や、新人指導などの経験を書きます。同じ話を二つの書類に書くと、読む人の負担にもなります。職務経歴書の組み立ては、看護師の職務経歴書の書き方で扱っています。

履歴書に書くこと

学歴と職歴の事実、免許・資格、志望動機、本人希望。欄が決まっていて、短くまとめる書類です。

職務経歴書に書くこと

診療科ごとの担当、受け持ち、役割、取り組んだこと。形式が自由で、経験の中身を伝える書類です。

履歴書の用紙の様式は、市販のものや、応募先が指定するものなどがあります。どの様式でも、書く内容の考え方は同じです。応募先が様式や提出方法を指定していたら、それに従います。

同じことを両方に書いて、重なっちゃうよね。

欄ごとの書き方と、使える文例

上から順に、欄ごとの書き方をまとめます。文例の〇〇や日付は、自分の事実に置き換えて使います。

学歴・職歴欄の書き出し例
  • 20XX年4月 〇〇看護専門学校 卒業
  • 20XX年4月 医療法人〇〇会 〇〇病院 入職
  •      内科病棟に配属
  • 20XX年8月 同院 外科病棟に異動
  • 20XX年3月 一身上の都合により退職
  •               以上

1行に1つの出来事。短く並べれば十分だよ。

  • 日付:和暦か西暦のどちらかにそろえます。履歴書の中で混ぜると、読み手が数え直す手間が出ます
  • 学歴:学校名は正式名称で、入学と卒業を1行ずつ。看護の養成課程の学校は、課程名まで書くと、資格との対応が分かりやすくなります
  • 職歴:施設名は、法人の種類も含めた正式名称で書きます。入職と退職を1行ずつ書き、同じ施設の中の部署異動は、同院の中の1行で足ります。配属先は「配属」「異動」と書けば読み取れます
  • 免許・資格:「看護師免許 取得」のように、正式名称と取得年月を書きます。書き方の詳しい例は、次の章にまとめました
  • 志望動機・自己PR:欄が狭いときは、3〜4行に絞ります。詳しい経験は、職務経歴書に任せます
  • 本人希望:応募する条件を書く欄です。夜勤の可否、勤務形態、通勤の範囲など、実際に働くうえで譲れない条件を、短く書きます

志望動機や自己PRの組み立ては、それぞれ別の記事に分けています。理由の作り方は看護師の志望動機に、強みの見つけ方は自己PRの書き方にあります。ここでは、履歴書の欄に入れる長さと位置の話にとどめます。

退職の理由は、履歴書の職歴欄では、「一身上の都合により退職」と書く書き方が広く使われています。決まりではなく、慣用です。契約期間の満了や、勤務先の閉鎖のように、事実をそのまま書いたほうが分かりやすい場合は、「契約期間満了により退職」のように簡潔に書きます。詳しい経緯は、面接で話せるように準備します。

職歴に空白があるときは、空白の期間を、1行で事実として書きます。たとえば「〇年〇月〜〇年〇月 育児のため、就業せず」のような書き方です。弁解する必要はなく、事実を短く、面接で説明できる形にしておけば足ります。

転職の回数が多い人は、短い在籍の職場も、履歴書では省かずに書きます。履歴書は事実の一覧なので、抜けがあると、あとで年月の食い違いに見えます。短い在籍の背景や、そこで身につけたことは、職務経歴書と面接で補います。いまの職場で働きながら応募するときは、最後の行に「現在に至る」と書いて、退職の行は入れません。新卒に近い人は、実習や、就職後の研修の経験を、職歴欄ではなく、志望動機や自己PRの材料に回します。

夜勤は月に数回であれば可能です。日勤中心の勤務を希望しますが、具体的な条件は、面接でご相談させていただきたく存じます。

本人希望欄の文例

看護師ならではの欄。免許・資格と、職歴の配属

免許の欄は、看護師の履歴書でいちばん見られる欄です。看護師・保健師・助産師は厚生労働大臣の免許、准看護師は都道府県知事の免許です(保健師助産師看護師法7条・8条)。免許は、試験に合格した人の申請で、籍に登録することによって与えられます(12条)。

そのため取得年月は、合格発表の月ではなく、免許証に書かれた登録の年月に合わせると、免許証の写しを出したときに食い違いません。手元の免許証を見ながら書きます。複数の免許があるときは、取得した順に1行ずつ並べます。

  • 看護師:「20XX年5月 看護師免許 取得」
  • 保健師・助産師:「20XX年5月 保健師免許 取得」のように、看護師免許とは別の行に書く
  • 准看護師から看護師に進んだ人:「20XX年3月 准看護師免許 取得」と「20XX年5月 看護師免許 取得」を両方書く。学歴欄は、進学課程の学校名と課程名を入学・卒業で1行ずつ
  • 認定看護師・専門看護師など:認定した団体名と分野を書き、「認定」「登録」など団体の表記に合わせる
  • 運転免許など看護以外の資格:看護の免許のあとに書く

職歴の欄は、入職の行のすぐ下に、配属先を1行で添えると、職務経歴書を読む前に経験の輪郭が伝わります。たとえば「同院 消化器内科病棟に配属」「同院 外来に異動」のように書きます。病床数や診療科の細かい説明は、職務経歴書に回します。パートや派遣で働いた期間は、「パートとして入職」のように雇用の形を添えると、在籍期間の読み違いを防げます。

様式で迷う欄もあります。厚生労働省が令和3年に示した履歴書の様式例では、性別は任意の記載で、通勤時間・扶養家族数・配偶者・配偶者の扶養義務の欄は設けていません。写真は「はる必要がある場合」の位置として示されています。手書きかパソコンかの決まりはないので、応募先の指定に従い、指定がなければどちらでも足ります。

避けたい書き方と、言い換え

履歴書で、読む人が引っかかりやすい書き方と、その言い換えをまとめます。内容そのものを変えるのではなく、書き方を整える例です。

  • 「前職の不満」を理由に書く → 事実だけを短く書き、「次の職場で続けたいこと」を志望動機に回す
  • 略称・通称の施設名(「〇〇病院」だけなど、法人名の抜け)→ 正式名称で書く
  • 資格の名称をあいまいに書く(「看護の資格」など)→ 「看護師免許 取得」と、正式名称で書く
  • 本人希望欄に、条件を全部並べる → 譲れない条件を絞り、残りは面接で相談すると書く
  • 職務経歴書の内容を、履歴書に長く書く → 履歴書は骨組みにとどめ、詳しい担当は職務経歴書へ
  • 日付が、和暦と西暦で混ざっている → どちらかにそろえる

書き方のどれも、「読む人が、短い時間で必要な点を拾えるか」を物差しにすると、迷いにくくなります。採用の担当者は、多くの書類を読みます。短く、事実が分かり、希望が伝わる履歴書は、それだけで読みやすい書類です。

提出前の確認と、書く順番

書き終えたら、提出の前に、次の5点を確認します。職務経歴書と一緒に出す場合は、2つの書類を並べて、ずれがないかを見ます。

履歴書を書く順番
  1. 基本情報氏名・連絡先
  2. 学歴・職歴事実を1行ずつ
  3. 免許・資格正式名称で
  4. 志望動機・希望短くまとめる

骨組みから書くと、迷いが減るよ。

提出前の5つの確認

職務経歴書のほうは、職務経歴書の下書きツールで、経験と条件から下書きを作れます。面接で聞かれやすい内容の準備は、面接準備ノートが使えます。応募先を選ぶ前に、条件の優先順位を決めておくと、本人希望欄も書きやすくなります。順位の決め方は、転職で後悔しないための条件の優先順位にあります。

書き出した分だけ、準備はちゃんと進んでいるよ。

完璧にしようとしないで、まず出せる形にしてみよう。

よくある質問

履歴書と職務経歴書の、いちばんの違いは何ですか?

履歴書は、学歴・職歴・資格などの事実を、決まった欄に短く書く書類です。職務経歴書は、担当した業務や経験の中身を、自由な形で書く書類です。重なる内容は、職務経歴書に任せます。

退職の理由は、履歴書にどう書けばよいですか?

「一身上の都合により退職」と書く書き方が広く使われています。契約期間の満了など、事実を簡潔に書くほうが伝わる場合は、そのように書きます。詳しい理由は、面接で話せるように準備します。

ブランクがあるとき、履歴書の職歴欄はどう書きますか?

空白の期間を、1行で事実として書きます。たとえば、育児や療養のため就業していなかった、という書き方です。弁解は要りませんが、面接で説明できるようにしておきます。

出典・参考(公的な情報)

法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。

つぎに読む

この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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