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年代別の働き方

看護師の求人を60代で探す。ナースセンターの使い方と職場の比べ方

更新 2026年10月23日読むのに約6分

60代になると、体力や家族の事情を踏まえて、働き方を見直す人が増えます。この記事では、立場ごとに探し方を分けて、求人票で確かめる点と、迷ったときの比べ方をまとめます。

60代の求人は、何を物差しに探すか、迷いやすいよね。

まず、体と暮らしに合う形を決めるところからいこう。

60代の求人で、最初に確かめる4つの点

年齢が上がると、求人を見るときの優先順位が、若いころとは変わってきます。給与の高さより先に、無理なく続けられる形かどうかを見ておくと、入職後の食い違いが小さくなります。

最初に確かめたいのは、次の4点です。どれも求人票に書かれているとは限らないので、書かれていなければ、問い合わせや面接で聞く項目になります。

  • 勤務の形:常勤か、パートか、週に何日か、1日に何時間か
  • 夜勤・オンコールの有無:ない、選べる、全員が入る、のどれか
  • 体を動かす量:立ち仕事の時間、移乗や入浴介助のような力仕事の頻度
  • 雇用の期間:定年後の再雇用のような有期か、期間の定めがないか。更新のときの考え方

この4点は、60代に限らず大事ですが、体力の個人差が大きくなる年代なので、ここを曖昧にしたまま応募すると、続けにくさに直結しやすくなります。たとえば、日勤のみと書いてあっても、人手が足りない日の早出や遅出が入るかどうかは、職場によって違います。

もう一つ、見落としやすいのが、教えてもらえる環境です。ブランクが長い場合や、いまの現場と違う診療科に移る場合は、最初の数週間の同行や、手順書の有無を聞いておくと、不安が小さくなります。

60代で候補にしやすい職場と、体の負担の見方
職場勤務の形の例体の負担で確かめる点
クリニック日勤のみ・パートが中心立ち仕事の時間、昼休みの長さ
健診・検診日勤、繁忙期に偏りあり採血の件数、検診バスの移動
介護施設(特養・老健など)日勤のみの募集とオンコール付きがある移乗・入浴介助の頻度、夜間の連絡
訪問看護日勤、オンコールの有無が分かれる1日の訪問件数、運転・自転車の移動
保育園・企業日勤、平日中心一人職場かどうか、子どもを抱える場面

仕事の性質から整理した例です。実際の勤務と負担は、求人票と見学で確かめてください。

体の負担は、職場の名前より中身の数字で見ようね。

求人を開く前に、5分で書き出す

立場別に考える。続ける人・移る人・戻る人

同じ60代でも、いまの状況によって、探し方は変わります。ここでは3つの立場に分けて、見るところを書きます。自分に近いところだけ読んでも、足ります。

1つめは、いまの職場で、定年が見えてきた人です。そのまま再雇用で続ける道と、別の職場に移る道があります。続ける場合は、勤務日数や夜勤の扱いを見直せるかを、早めに聞いておくと選びやすくなります。再雇用の制度と収入の見通しは、看護師の定年後・再雇用の働き方にまとめています。この記事は、別の職場を探す側の手順に絞ります。

2つめは、病院の常勤が重くなってきて、働き方を変えたい人です。移る先の候補は、クリニックや健診、介護施設、訪問看護、企業の健康管理室などです。夜勤がない形を探すなら、夜勤なしで働ける職場の見取り図も参考になります。定年より前に動く場合の考え方は、50代の転職の進め方にあります。

3つめは、しばらく現場を離れていて、戻りたい人です。ブランクがあると、最初の求人選びで、教育の手厚さが一番の判断材料になります。フルタイムにこだわらず、短い時間から始めて、慣れたら日数を増やす、という入り方もあります。

体力に不安が出てくる時期でも、経験を生かせる場面は広いままです。たとえば、受付や問診、健診の補助、相談の電話、保育園や学校での健康管理など、動きが穏やかで、人と話す力が要る仕事があります。種類ごとの様子は、看護師が企業で働くにはや保育園看護師の仕事内容で、それぞれ書いています。

3つのどれにも、ぴったりは当てはまらない人もいるよね。

そのときは、最初の4つの点だけ持ち帰れば足りるよ。

探す先と、問い合わせのしかた

60代で探すときに、最初の窓口にしやすいのが、都道府県ナースセンターです。都道府県知事の指定を受けた各都道府県の看護協会が運営する、看護職専門の無料の職業紹介で、求人は日本看護協会が運営する「eナースセンター」で見られます。厚生労働省の看護職向けのページは、定年退職前後の看護職を「プラチナナース」と呼び、定年の少し前から、職場の看護管理者に加えてナースセンターにも相談することを勧めています。都道府県によっては、おおむね50歳以上の看護職を対象にしたセミナーや就職相談会を開いているところもあります。使い方はナースセンターの使い方にまとめています。

ナースセンターのほかに、求人サイト、転職の窓口になる会社、ハローワーク、知人からの声かけなどがあります。60代の求人は、条件が細かく違うので、探し先を2つ以上に分けて、条件の言い方を揃えて見比べると、違いが分かりやすくなります。

求人サイトでは、絞り込みに「日勤のみ」「週3日以下」「ブランク可」「年齢不問」などの項目があるかを見ます。項目がなければ、フリーワードに、働きたい形を入れて探します。見つけた求人は、条件の欄を、先ほどの4点で見直します。

転職の窓口になる会社を使う場合は、希望を、年齢のことも含めて最初に伝えておくと、話が早く進みます。使う場合の注意点は、転職の窓口になるエージェントの使い方にまとめました。サイトの選び方は、転職サイトの選び方も参考にしてください。

問い合わせでは、条件を一度に全部聞かなくても足ります。最初の連絡では、勤務の形と夜勤の有無だけを聞き、見学や面接の段階で、教育や休みの取り方を聞く、という順番にすると、相手にも伝わりやすくなります。見学ができるかを聞くのも、よい方法です。実際の雰囲気は、働く人の年齢層や、患者さんへの声かけの様子から、感じ取れることがあります。

週に数日、午前だけ、といった短い働き方で探す人は、時間と収入の関係を先に見ておくと、求人を絞りやすくなります。午前のみ・週2〜3の働き方に、時間と収入の早見表があります。

迷うときは、天秤にかけて、期限を決める

働き方を変えるか、いまのまま続けるかは、片方に決めきれないことが多いです。そのときは、頭の中だけで比べず、条件を紙に書いて、見比べます。

続ける道と、変える道の見比べ
いまの職場で続ける
  • 環境や人間関係に慣れている
  • 夜勤や日数を調整できるか確かめられる
  • 給与が下がる場合がある
新しい職場に移る
  • 夜勤なしなど、条件を選べる
  • 教育や人間関係が、新しく始まる
  • 勤務日数の自由度が増える場合がある

どちらが正解、というより、いまの優先順位に合う方を選ぼう。

天秤は、傾いた方が答えとは限りません。傾いた理由を見て、自分が何を大事にしているかが分かれば、その軸で、次に確かめることが決まります。たとえば、「収入が下がるのが気になる」なら、手取りの計算に進みます。「人間関係が不安」なら、見学で雰囲気を確かめます。

決める期限も、大事です。期限がないと、悩む時間だけが長くなります。たとえば、「今月中に求人を3つ見て、見学を1つ申し込む」のように、小さな行動で区切ると、気持ちも整理しやすくなります。決めたことは、あとで変えてもよいものです。

続けるのも、移るのも、どちらも立派な選択だよ。

今月は、求人を3つ見るところから始めてみよう。

よくある質問

看護師は、60代でも求人がありますか?

あります。クリニック、介護施設、健診、保育園、企業の健康管理など、体への負担を調整しやすい職場もあります。条件は職場ごとに違うので、勤務の形と夜勤の有無を、求人票や問い合わせで確かめます。

60代の看護師は、どこで求人を探すのがよいですか?

最初の窓口にしやすいのは、看護職専門の無料の職業紹介をしている都道府県ナースセンターです。定年前後の看護職の相談も受けています。そのうえで、求人サイトやハローワークなど、探し先を2つ以上に分けて見比べます。

60代で、夜勤なしの求人は見つかりますか?

日勤のみの求人は、クリニックや健診、施設の一部などにあります。募集の数は地域や時期で変わるので、探し先を複数に分けて、条件を揃えて見比べるのがおすすめです。

ブランクがある60代でも応募できますか?

「ブランク可」「経験が浅くても歓迎」と書かれた求人もあります。教育や同行の期間があるかを、応募前に聞いておくと、入ってからの食い違いが小さくなります。

出典・参考(公的な情報)

法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。

つぎに読む

この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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