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公的窓口

看護師のナースセンター登録の流れ。在職中の可否とナースバンクの意味

更新 2026年10月23日読むのに約6分

ナースセンターへの登録は、入口が一つではないので、先に自分に合う入口を選んでおくと迷いにくくなります。eナースセンターの操作の案内とよくある質問に沿って、登録から応募までの流れを整理します。

登録の入口は、一つじゃないんだよ。

どれが自分に合うか、いっしょに見てみよう。

まず、入口を三つの中から選ぶ

ナースセンターの無料職業紹介は、「ナースバンク事業」とも呼ばれます。厚生労働省の検討部会に出された徳島県の資料(2023年5月)でも、看護職の無料職業紹介事業(ナースバンク事業)として、eナースセンターによる求人求職登録・職業紹介が挙げられています。「ナースバンクに登録する」と「ナースセンターに登録する」は、同じものを指します。登録の入口は、次の三つです。

  • 届出と同時に登録する:届出サイト「とどけるん」で、「無料職業紹介事業への登録を希望する」を選ぶと、届出の情報が、eナースセンターにも自動で登録されます。とどけるんと同じIDで、求職の機能が使えます(厚生労働省)
  • eナースセンターから直接登録する:サイトのトップに「求職者のご登録・ログインはこちらから」の入口があります
  • メールアドレスがない・インターネットが使いにくい場合:eナースセンターの求職登録票をダウンロードして、住んでいる都道府県ナースセンターへFAXで申し込めます。届出は、書面でも行えます(厚生労働省)

届出の中身は、離職時の届出の中身で扱っているので、ここでは入口として触れるだけにします。届出は努力義務で、届出をすることと、求職の登録を希望することは、別の選択です。

相談員への相談を希望する場合は、届け出た都道府県ナースセンターに、電話か窓口で伝えると案内されています。相談は、希望を自分から伝える形だと受け取っておきます。

登録の前に、手元にそろえるもの

入口を選ぶ目安を、場面で分けておきます。離職した直後で、届出もまだの人は、一つ目の入口で、届出と登録を一度に進められます。すでに届出を済ませている人は、そのときに登録を希望したかどうかで、変わります。希望した人は、とどけるんのIDとパスワードでeナースセンターにログインできます(とどけるんに登録した直後は、15分ほど待ってから使うよう案内されています)。希望しなかった人や、勤務先の代行届出だった人は、二つ目の入口から、あらためてeナースセンターに登録します。反対に、eナースセンターに登録しても、届出(とどけるん)には自動で登録されません。届出と求職登録は、別々に進む仕組みです。

登録から応募まで、画面の順番に並べる

eナースセンターの「初めてご利用される方へ」と、よくある質問に沿って、流れを並べます。利用できる人として挙がっているのは、看護職の人、就職先を探している人、看護師等養成所を卒業見込みの看護学生などで、利用の基本条件に同意することが前提です。

  • 1. ユーザ登録:求職者の登録・ログインの入口から、ユーザIDを申請します。IDはメールアドレスにすることが勧められています。申請後のメールが30分ほどたっても届かないときは、迷惑メールの設定(nurse-center.net の受信)を確かめます
  • 2. プロフィール:必須の項目を入れます。免許番号は、空欄のまま登録して後日入れることもできます。働きたい県が住んでいる県と違うときは、その県のナースセンターを「登録ナースセンター」に加えます
  • 3. 求人を探す:条件を指定した検索、フリーワード検索、お気に入り、保存した検索条件(10個まで)で探せます。登録していない人は、詳しい情報や応募のできない簡易検索だけが使えます
  • 4. 求職票:希望の条件を書く票です。都道府県ナースセンターからの紹介で応募する(紹介応募)ときは、求職票が要ります。有効期限があり、期限が近づくと延長できます
  • 5. 問い合わせ・応募:求人施設への直接の問い合わせとシステム応募のほか、ナースセンターの職員にまず聞く「紹介問合せ」と、その後の「紹介応募」があります。紹介問合せでのやり取りは、求人施設からは見えません
登録から応募までの流れ
  1. ユーザ登録IDはメールアドレス
  2. プロフィール必須項目と登録県
  3. 求人を探す条件・フリーワード
  4. 求職票を作る紹介応募に必要
  5. 問合せ・応募直接か、紹介を通すか

紹介問合せなら、施設に知られずに質問できるんだね。

ナースセンターや求人施設から連絡があると、登録したメールアドレスに、8時から22時の間に1時間ごとにお知らせが届きます。内容は、画面の「コンタクト」で確かめます。就職が決まって求職をしばらく止めたいときは、プロフィールの「就職活動状況」を「就職活動していない」にします。求人施設からのお誘いのメールを受け取りたくないときは、「求職者情報公開」を「希望しない」にします。

研修は、採血・喀痰吸引・救命処置などの演習、最新医療機器の講習、病院実習といった内容が、ナースセンターの案内に挙がっています。受講料や日数の例は、復職支援研修の記事にまとめています。

画面の順番が分かると、登録の心配はだいぶ小さくなるね。

つまずきやすいところと、聞きどころ

登録で迷いやすい点を、公的な資料から言える範囲で並べます。

  • 「届出」と「求職登録」は、同じではありません。届出は離職時などに行う努力義務で、求職登録は、仕事を探すための登録です。同時に行う方法がある、というのが公的な説明です
  • 変更があったときは、届出のときのIDで「とどけるん」にログインし、マイページから変更登録を行います。勤務先が行う代行届出は、内容の変更には使えません
  • 届出をしなくても罰則はありません。eナースセンターには直接登録できるので、届出をしていなくても、求人の検索や応募、紹介の相談は使えます。届出をすると、復職研修や職業紹介などの支援を受けられる、と厚生労働省は説明しています
  • 個人情報は、とどけるんのプライバシーポリシーに基づいて管理されます。ナースセンターの職員には、法律上の守秘義務があります。届出の情報は復職支援のためだけに使われ、ナースセンターの外部に提供・利用されることはない、と厚生労働省のページに書かれています(詳しくは離職時の届出の中身)

窓口に電話するときは、聞きたいことを先に書いておくと、短く済みます。電話のあとで、聞いた内容を、日付と相手の名前つきで残しておくのも、あとで見返すときに役立ちます。

届出と同じIDで、求職の登録もできると聞いたのですが、私の場合はどの手順になりますか。相談員の方との相談も、希望したいです。

都道府県ナースセンターに、電話で聞く例

登録したあとに、どう動くか

登録は、転職を決める約束ではありません。求人のメールを見てみて、合う条件を探す段階です。見ただけで終えて、あとで条件を見直す、という使い方もあります。使い始める前の全体像は、ナースセンターとはにまとめています。

いまの職場で働いている人も、登録できます。eナースセンターが挙げる利用できる人は「看護職の方」「就職先をお探しの方」などで、離職中であることは条件になっていません。働きながら求人を見て、条件が合う職場が見つかってから辞める日を決める、という使い方もできます。辞めるタイミングは、看護師の転職の時期に順番を書いています。

登録の準備が整わないときは、いったん止めても問題ありません。連絡先と免許の情報を手元にそろえるところまで進めば、それだけでも、次の一歩に近づいています。

入口が決まれば、登録はもう半分終わったようなものだよ。

決められた分だけ、ちゃんと進んでいるからね。

よくある質問

在職中でも、ナースセンターに登録できますか?

できます。eナースセンターが挙げる利用できる人は「看護職の方」「就職先をお探しの方」などで、離職中であることは条件にありません。働きながら求人を探し、紹介問合せで職場の様子を聞くこともできます。

届出をしないと、求職の登録はできませんか?

できます。eナースセンターの求職者登録の入口から、直接登録できます。届出(とどけるん)と求職登録は別の仕組みで、eナースセンターに登録しても、届出には自動で登録されません。

インターネットが苦手です。窓口だけで進められますか?

メールアドレスがない人は、eナースセンターの求職登録票を、住んでいる都道府県ナースセンターへFAXで送って申し込めます。届出も書面で行えます。分からないところは、都道府県ナースセンターに電話で聞けます。

出典・参考(公的な情報)

法令・制度は、上の出典を 2026年10月23日 に確認して書いています。改正されることがあるので、手続きの前に、最新の内容を各窓口で確かめてください。

つぎに読む

この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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