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転職の段取り

看護師の転職、入職初日から3か月までの過ごし方と、見直す日の置き方

更新 2026年10月23日読むのに約6分

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新しい職場の初日は、覚えることより先に、場所と人の名前で頭がいっぱいになります。入職から3か月までを時期で区切り、それぞれの時期にやることと、続けるかを見直す日の置き方を整理します。

初日の朝って、意外と、靴のはき心地ばかり気になったりするよね。

今日のぶんは、持ち物とあいさつだけ決めておこう。

初日は、持ち物とあいさつの順番だけ決めておく

入職初日の流れは、病院や施設によって違います。人事や看護部でのオリエンテーションから始まる職場もあれば、制服や名札を受け取ったあと、そのまま配属先へ案内される職場もあります。前日の夜に、入職前に届いた案内の紙やメールを、もう一度読み返してください。集合の時間と場所、持ち物、服装、昼食の扱いは、そこにまとめて書かれている場合があります。書かれていない点は、前日までに人事や看護部へ確かめておくと安心です。

初日にやることは、思っているより少なくて済みます。覚えるのは全部ではなく、三つだけに絞ります。休憩をどこで、どのように取るのか。困ったときに、最初に声をかける人は誰なのか。物品や記録の端末が、どこにあるのか。この三つが分かれば、初日の目的は十分に果たせています。

前日の夜に、確かめておくこと

自己紹介は、前の職場の名前や、以前のやり方を長く話す必要はありません。「急性期の病棟で働いていました」「クリニックの外来にいました」くらいの種類の紹介で足ります。前の職場のやり方を先に話すと、新しい職場の人には、比べられているように聞こえることがあるためです。申し送りの場や朝礼で話すときの、短い型と例文は、初日・異動の挨拶と自己紹介の例文にまとめています。

最初の1週間は、職場の地図と人の名前を作る

1週間目は、仕事ができるようになる時期というより、職場の地図を作る時期です。病棟であれば、ナースステーション、薬剤や物品の保管場所、記録の端末、休憩室、緊急時の物品の位置。外来やクリニックなら、診察室、処置室、受付との動線を、実際に歩いて確認します。人の名前は、役割と一緒に覚えると定着しやすくなります。「Aさんは教育担当」「Bさんは薬剤の発注担当」というように、メモ帳に並べておきます。

転職のあとは、前の職場のやり方と比べたくなる瞬間が、何度もあります。この時期は、比べた気持ちを口に出すより、メモに残すほうが安全です。違いに気づいたら、1週間が終わるころに「前の職場では〜、ここでは〜」の形で並べておきます。あとで、慣れの問題なのか、この職場の特徴なのかを分けて考えるときに、そのメモが材料になります。

覚えて・聞いて・書き留めるくり返し
  1. 見る先輩の動きと順番
  2. やってみる声に出して確認
  3. 聞くその日のうちに1つ
  4. 書き留める一行だけでよい

1日の終わりに、聞いたことを一行だけ残そう。

上の図のように、見る、やってみる、聞く、書き留める、を毎日1周させます。ポイントは、聞くことを「その日のうちに1つ」と決めてしまうことです。聞きたいことを溜めると、翌日には何を聞きたかったのか分からなくなり、質問のタイミングも逃しやすくなります。書き留めるのは、一行で十分です。「夜勤の申し送りは、先に時系列を言う」のような、短い気づきを残します。

1か月目は、「聞く」の型を決めて、早めに頼る

1か月ごろは、手順が分かってくる一方で、「この職場の当たり前」が見えず、聞いてよいのか迷う場面が増えます。ここで役に立つのが、聞き方の型です。状況、自分の理解、確認したいこと、の3つを一息で言います。長く説明しなくても、相手が答えやすくなります。

前の職場では二人で確認していました。ここでは、どの場面で誰と確認するのか、教えてもらえますか。

比べた事実と、確認したいことを一緒に伝える例

1か月の区切りでは、聞いていた話とのずれを、事実だけ書いておこう。

できるようになったことも、数えてみようか。

夜勤に入る時期や、一人で受け持つ時期は、職場の教育計画によって違います。入職前の案内や面接で聞いていた内容と合っているかを、1か月の区切りで確認します。聞いていた内容とずれていたときは、責める言い方ではなく、「教育計画を確認したいのですが」と、師長や教育担当に聞く形にします。確かめた内容は、日付と一緒にメモに残しておきます。

1か月の区切りで、書き出すこと
初日から3か月までの目安
初日三つだけ覚える
1週間地図と名前
1か月聞く型を作る
3か月見直す日

目安の並べ方です。教育計画の時期は、職場ごとに違います。

区切りごとに、一度ふり返ればいいよ。

3か月目に、続けるか・変えるかを見直す日を置く

3か月ごろは、仕事の流れに慣れて余裕が出る反面、気を張ってきた疲れが表に出て、「この職場でよかったのか」と考える人もいます。ここで気持ちだけで判断すると、慣れで変わることまで「合わない」と感じてしまうことがあります。そこで、カレンダーに「見直す日」を1日だけ入れておき、その日に、期待していたことと現実のずれを3つに分けます。仕事の内容、人間関係、働き方(夜勤の回数、残業、休みの取りやすさ)の3つです。

慣れで変わりやすいこと

手順、物品の場所、人の名前、記録の書き方。時間と回数で、少しずつ楽になる部分です。

慣れでは変わりにくいこと

約束と違う勤務の組み方、夜勤の回数、教育の体制など、職場の仕組みにあたる部分です。

雇用契約書に試用期間の記載があるときは、その期間と、期間中の扱いを、契約書や就業規則で確かめておきます。読んでも判断に迷うときは、人事や総務の窓口に聞きます。ここで確かめた内容は、見直す日の材料になります。

この3か月で身についたことは、次に職務経歴書を書くときの材料にもなります。担当した業務、受け持ち人数、覚えた手技を、早めに職務経歴書の下書きツールへ書き足しておくと、あとで思い出す手間が減ります。短い在籍で次の転職を考えることになった場合、面接での伝え方は転職回数が多いときの伝え方が参考になります。

半年が近づいたときと、合わないと感じたとき

半年ほどたつと、仕事は一通り回せるようになり、職場のよいところも、変えにくいところも見えてきます。この時期の見直しは、3か月の見直しの続きとして行います。3か月のときに書いた「慣れで変わりそう」な項目が、本当に変わったかを見ます。変わっていれば続ける理由になり、変わっていなければ、働き方の調整や、次の選択肢を考える材料になります。

入職してすぐに、強く合わないと感じたときは、早く動くより先に、事実を分けます。何が、いつから、どの場面で起きたのか。話せる相手が職場にいるかも、確かめます。動く前に確かめる点は、転職後に辞めたいとき、動く前に確かめる7つのことに書きました。入職前に聞いていた条件と比べたいときは、内定から入職までに確かめる項目を並べた内定後から入職までの手順を見返します。

ここまで来たら、もう、新しい職場の人の一人だよ。

見直す日だけ、カレンダーに入れておこうね。

よくある質問

入職初日に、覚えておくことは何ですか?

休憩の取り方、困ったときに声をかける人、物品や記録の端末の場所の三つに絞ると動きやすくなります。それ以外は、メモ帳に書いて、翌日以降に少しずつ覚えれば間に合います。

転職して1か月で、もう辞めたくなりました。

1か月ごろは、気を張ってきた疲れが出ることがあります。何がつらいのかを、仕事の内容・人間関係・働き方に分けて書き、慣れで変わりそうなことと、仕組みの問題とを分けてみてください。

試用期間は、どう確かめればよいですか?

雇用契約書や就業規則に、期間と扱いが書かれている場合があります。読んで分からないところは、人事や総務の窓口に、日付を入れた形で確認しておくと安心です。

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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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