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夜勤・勤務時間・休み

看護師の夜勤メンバーと合わない。相性の悩みと、夜を乗り切る工夫

更新 2026年10月23日読むのに約6分

夜勤は人数が少なく、時間も長いぶん、組む相手との相性が、そのまま夜の重さになります。この記事では、何が合わないのかを場面で分け、相手のタイプ別の工夫と、続くときの伝え方を整理します。

夜勤の相手のことって、考え出すと眠れなくなるよね。

どの場面で合わないのか、ひとつずつ見てみよう。

夜は逃げ場が少ない。相性の悩みが大きくなりやすいわけ

日勤なら、気の合わない相手とは、別の持ち場で距離を取れる場面もあります。夜勤は、少ない人数で長い時間を過ごし、休憩や仮眠の順番も重なるため、同じ相手と顔を合わせる時間が長くなります。朝まで終わらない、という感覚が、相性の悩みを実際以上に重く感じさせることがあります。

もう一つの理由は、頼れる人の数です。日中なら近くにいる別の先輩に声をかけられる場面でも、夜は組んでいる人しか近くにいないことがあります。その相手と相性が合わないと、「聞きにくい」が積み重なります。

さらに、夜勤は組む相手を自分で選べません。勤務表で決まった顔ぶれと、朝まで過ごす形になるため、「今夜は誰と一緒か」を前の日から気にしてしまう人もいます。気持ちが重くなるのは、気にしすぎではなく、条件がそうなっているためです。

夜勤メンバーとの悩みは、「性格が合わない」とひとことで片づけがちです。ただ、中身を分けてみると、変えられる部分が見つかることがあります。

朝まで長い夜の、すれ違い

朝まで長いと、小さなすれ違いも大きく感じるよね。

「合わない」を、夜の場面で分けてみる

夜勤の中で、すれ違いが出やすい場面は、いくつかに分けられます。どこで合わないと感じるのかを、場面で見ます。

  • 始業のとき:情報の伝え方や、確認の量がかみ合わない
  • 忙しいとき:指示の出し方や、手伝いの頼み方が合わない
  • 休憩・仮眠:取る順番や、静かにしたい時間の感覚が違う
  • 雑談:話しかけられる量が多すぎる、または、ほとんど話さない相手で気を使う
  • 報告・相談:聞いてよいのか迷う、聞くと反応が冷たく感じる

場面が見えると、「この人が苦手」から、「忙しいときの指示の出し方が合わない」へ、悩みが具体になります。具体になると、変えられるのは自分の側の聞き方や頼み方かもしれない、と考える余地が出ます。

すれ違いには、「その夜だけのもの」と「毎回起きるもの」があります。その夜だけなら、忙しさや体調の影響が大きいことが多く、毎回なら、組み方や相手との関係の側を見る材料になります。メモを数回分たどると、どちらなのかが見えてきます。

どの場面が重いかは、夜勤のあとの短いメモで見えてきます。現在地ログの記録ノートに、組んだ相手の名前ではなく、「どの場面で・どう感じたか」を書く形にしておくと、人を責める記録にならず、あとで読み返しやすくなります。

夜勤メモの書き方(例)
  • 日付:夜勤(準夜・深夜・夜勤、自分の形で)
  • 重かった場面:忙しいときの指示が、あとから変わった
  • 軽かった場面:休憩の順番を、先に決めておけた
  • 次に試すこと:始業時に、休憩の順番を一言で確認する

名前は書かずに、場面だけ残そう。

夜勤が終わったら、3行で残す

始業の1分を変えるだけで、夜が少し変わるかもしれないよ。

相手のタイプ別に、夜を組むときの工夫

同じ夜勤でも、組む相手が先輩か、同年代か、後輩かで、うまくいく工夫は変わります。タイプごとの考え方です。

  • 先輩と組むとき:始業時に「今夜、特に気をつけて見るところ」を一言で聞く。聞く機会を先に作っておくと、夜中に聞きにくい場面が減ります
  • 同年代と組むとき:休憩の順番や、記録の担当を、最初に決めておく。決める作業を分けておくと、忙しい最中に譲り合いが生まれにくくなります
  • 後輩や新人と組むとき:任せる内容と、声をかけてほしい場面を、はじめに伝える。見守りの量が多いときは、新人教育の悩みの線引きも使えます
  • ほとんど話さない相手と組むとき:雑談を増やそうとせず、業務の確認を言葉にして口に出す。「確認します」「いま向かいます」のような短い声かけが、安心になります

相手のタイプにかかわらず、効きやすいのは、始業時の1分です。その夜の注意点、休憩の順番、困ったら声をかける合図、の3つを、短く共有します。仲良くなる必要はなく、夜を安全に回すための取り決めとして行います。

夜勤に入る前の、気持ちの整え方も効きます。出勤前に、今夜組む人の顔ぶれを思い浮かべて、気が重いときは、「今夜試すことを1つだけ」決めておきます。たとえば、始業時に休憩の順番を決める、報告は短く区切る、といったことです。相手を変えられなくても、自分の動きを1つ決めておくと、夜の途中で気持ちが振り回されにくくなります。

今夜の休憩は、先に私が行ってもいいですか。戻ったらすぐ交代します。気になる患者さんがいたら、先に教えてください。

始業時の共有の例

続くとき、選べないとき。伝え方と、勤務表の側でできること

工夫をしても、組む相手が固定されやすい月や、苦手な相手と続けて夜勤が重なる月もあります。ここから先は、自分の中で我慢して続けるか、調整を話すか、の分かれ道です。

我慢して続ける

その夜は静かに過ぎやすい一方で、重さが積もりやすく、休みの日まで気持ちが戻らないことがあります。

調整を話す

「夜勤の組み合わせを、少し考えてもらえないか」と、事実を添えて相談する形です。通るとは限りませんが、状況は上に伝わります。

話すときは、相手の人柄ではなく、夜勤で起きた場面を中心にします。記録ノートに残した日付と場面を出して、「この場面で、こうした調整は可能か」と聞きます。師長や勤務表を組む人は、人の相性だけでなく、経験年数や人数のバランスも見て組んでいるため、すぐに希望が通らない場合もあります。

夜勤明けの帰り道は、頭の中で夜の場面を繰り返しやすい時間です。気になった場面は、帰ってから記録ノートに一行で書いて、そこで区切りをつけます。眠る前まで場面を思い返し続けると、休息のための時間が減ってしまうためです。

組み合わせの希望を勤務表に反映してもらう伝え方は、シフトの希望が通らないときで扱っています。

相性の悩みの範囲を超えて、大声で叱責される、無視される、人格を否定される、といった言動が続くときは、別の整理が必要です。どのような言動が問題になりやすいかは、ハラスメントの種類にまとめています。

夜勤の組み方そのものが合わない、と感じる場合は、勤務の形の違いも手がかりになります。二交代と三交代の違いを、あわせて見てください。夜勤の疲れ全体の整理は、夜勤がつらい夜に、書き出すことにあります。

今夜、ひとつだけ軽くできたら、上出来だよ。

夜勤、おつかれさま。

よくある質問

夜勤で苦手な人と組むことが多く、しんどいです。

夜勤は人数が少なく、時間も長いため、相性の影響が大きくなりやすい面があります。どの場面でつらいのかを書き出し、始業時の共有など、自分の側でできる工夫から試してみてください。

夜勤のメンバーを変えてほしいと、伝えてもいいですか?

伝えることはできます。通るとは限りませんが、人柄の話ではなく、夜勤で起きた場面を事実として伝えると、師長も状況をつかみやすくなります。

相性ではなく、いじめのように感じるときは?

大声での叱責や無視が続くなど、相性の範囲を超えていると感じるときは、一人で抱えず、[つらいときの窓口](/support/)にも話してみてください。

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この内容は一般的な情報で、医療的な診断や個別の助言ではありません。つらさが続くときは、公的な窓口や、かかりつけ医・産業医に話してください。

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